和and輪 仙台稲門会


 


      早稲田大学交友会宮城県支部の一つ「仙台稲門会」は月一回、昼食例会を開く。 
   さまざまな分野の専門家を招いての勉強会だが、いつも肝心の講演になかなか入れない。
 「会員の近況報告が長引くんですよ。皆自己主張が強くて、毎回いくらでも話が出てくる。」   
   山田盛三さん(フリーライター)は笑う。
 「大先輩」の中に二、三十代の姿も交じり、隣り合わせればすぐに話に花が咲く。
  「上下関係がなくて自由な雰囲気は学生時代のまま。」と、幹事長の鈴木誠一さん。   
  ( 鈴屋金物社長)

    現会員は二十代から八十代にまで及んで千人以上。約七割が転勤族で、大学のある東京と
   仙台の両方に席を置く会員も多い。
    二十五年間、早大で教鞭を執った渡辺健治さん(共立女子大名誉教授)は仙台、東京、
   白石の三つの稲門会に所属するが、卒業生ではない。「稲門会の一番いいところは、
   早大にかかわりがあって会員の推薦があれば入れること。」と渡辺さんは評価する。
  東京六大学校友の会新春名刺交換会、夏のビアパーティー、忘年会が、年間の三大行事。
  忘年会は例会の総括を   兼ね、ダイジェスト例会を催して出席優秀者を表彰。会の最後
  には円陣を組み、校歌の「都の西北」を高らかに歌い上げる。

    このほか宮城県内の六つの稲門会が集まる県支部大会には、欠かさず白井克彦総長が来仙され、
   大学の近況を報告される。同好会活動も活発で野球、ゴルフ、マージャンがあり、
   野球は毎年、ライバルの慶応大支部三田会と「早慶戦」を行っている。

    佐藤恒明会長はこう語る。「好奇心旺盛で、人間性豊か。良い想い出だけではなく、
   現在をどう歩むかを、楽しく語らい、飲み合うことのできる仲間です。」毎月一回
   開かれる昼食例会を、会員の勉強、情報交換の場として、盛り上げて充実させていきたい。

   連絡は幹事長の鈴木誠一(鈴屋金物)へ。
  s@suzuya-k.co.jp
(河北新報掲載文)