雑感146
<私の考える積極的平和主義、
70年平和を守り通した唯一の被爆国だけしか
できない日本の平和貢献活動。>
 

 『東アジアの安全保障環境』(日本はいかにして地域の平和と安定に貢献する
ことができるか)は、日本の進むべき道、国のとるべき政治的判断が問われる
大事な大事な平和と人権と命の問題です。状況分析を十分に踏まえた上、日本は、
理想的な平和主義を選択すべきと私は考えます。

1 専守防衛に徹する。
  一兵たりとも外国で殺されず、外国兵士を殺さなかったという事は、憲法
による平和主義のお蔭です。日本は、70年間の平和を守れたのも第9条の平和
憲法のお蔭です。70年間平和であったという事実と歴史に、日本人は、誇りを
持つべきです。アメリカの大義名分、根拠のなかったイラク戦争への自衛隊の出兵
の真の姿は、報道されてません。サマワでの劣化ウラン弾、自衛隊の2万人の米軍
兵士の輸送等々、実際は、後方支援といっても、相手は、そうはとらないと考えます。
極限まで絞り込んだ専守防衛に徹すべきと、私は考えます。専守防衛しか私は認め
ないという考えです。

2 防御的防衛体制を作る。
 個別的自衛権の範囲で自主的防衛体制を作るべきです。大陸間弾道弾を使う
ような集団的自衛権は絶対に認めません。集団的自衛権は、自衛でなく、他衛です。
あくまでも専守防衛に徹するべきです。

3 核武装はしない。
 核兵器の非人道性、無差別生、残虐性を、継続して、世に問いかけ、発信続ける
べきです。唯一の核の被爆国日本は、広島、長崎の残忍極まりない被爆模様を、
全世界にたゆまず発信続けることです。

4 国際的な核兵器、攻撃的兵器を廃絶する。
 これは、自明の理でしょう。しかし安倍内閣は、核兵器の輸送まで認めています。
逆行していると言わざるをえません。核兵器の廃絶こそが、平和の究極の目標です。

5 国際秩序の安定、平和を目指す。
 これも自明の理でしょう。軍事同盟には必ず仮想敵国があります。仮想敵国の
ない軍事同盟はありません。戦争をしない国と国民として、世界から認知、尊敬される
ような情報発信を、諦めずに、粘り強く発信し続けることが大事です。今、日本を敵国
と思い、自衛隊を敵軍と思う人々は、世界中にはいないと私は考えます。
IS(イスラミック・ステート)『イスラム国』は、日本を標的と報じたとしており
ますが、これは、エジプトにおけ る安倍首相の演説が、その原因、引き金になった
という事実をもっともっと報道すべきです。

6.現実的に最も危惧する安全保障、
 私が現実的に一番恐れているのは、福島原発に対するミサイル攻撃への防御です。
具体性対策案が国から明示されておりません。「福島原発に弾道ミサイルが撃ち
込まれたらどう対処するのか?」これの具体的な対策を早急に明示すべきです。
具体的にはピンポイント攻撃能力のある巡航ミサイルに対する防御を考えるべきです。
原発へのテロ攻撃対策には、原発への弾道ミサイル攻撃の対処をもっと具体的にすべき
です。自衛隊がミサイル防衛システムを用いて迎撃する具体策や、原発を再稼働させる
なら、(私は反対ですが。)地下原発、海底原発といった具体的な構想も考えるべき
でしょう。弾道ミサイルを迎撃する能力を既に日本は保有していると言われてますが、
どれほどの技術水準なのかのか情報が開示されていません。その割には、アメリカには
リークされているようですが。

7、性悪説に立つ抑止力、グレーゾンという概念の危うさ。
 抑止力、グレーゾンという概念も、性悪説の人間が作りだした概念で、if if if
の果てしないつまらない想定の議論に終始してしていて、不毛です。
8、70年平和を守り通した唯一の被爆国だけしかできない日本の平和貢献活動。
 ジュネーブ条約があっても、戦時には、戦時国際法を遵守するという保障はありません。
どうしたら核兵器をなくすことができるかという本質的な議論を国民的議論として盛り
上げるべきです。私は、性善説に立って、世界の知性を信じて、核廃絶、武器廃絶こそが、
真の積極的平和主義になるものと考えます。集団的自衛権は、絶対認めてはいけません。
いや、憲法9条は、集団的自衛権を、認めていません。憲法第9条の戦争放棄、平和主義
を堅持して、集団的自衛権の他衛による戦争に巻き込まれる危険性の芽を、完全に摘み
取ることです。アメリカの要求書をそのまま棒読みしての安倍首相の知性の幼さを感じて、
憤りさえ覚えます。本気でそう考えるなら、憲法改正を国民に問うて、憲法改正してから、
国民投票によって、集団的自衛権の是非を問うのが、立憲主義の正しい道筋と考えます。
時の一政府によって、日本の平和や人権が破壊されることを許してはなりません。
戦争を体験していない、知性の低い政治家が、憲法違反の不毛のif if ifの果て
しないつまらない想定の議論に、膨大な国民の血と汗の税金を使っているのは、はきれて、
開いた口がふさがりません。80歳以上の戦争を体験された大先輩のお言葉にもっと
もっと耳を傾けるべきです。原爆と原発の大被害を体験した唯一の被爆国として、70年
の平和の事実と歴史を誇りに考え、日本と日本人だけにしかできない、英知ある安全保障、
平和貢献活動を考えるべきです。良識ある知識人が数多く声を高らかにするのが、
急務かもしれませんね。

                             平成27年8月6日(水)鈴木誠一拝