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New York Jazz Express 雑感115、 New York Jazz Express
 
 New YorkへのJazz Expressは、いつもお世話になっている早大の先輩
でもある鈴木惣介氏からのうれしいお誘いをいただき、思い切ってNew York
へ、飛ぶこととなった。Mr.Jazz Vocalの丸山繁雄氏から贈呈していただ
いた書きおろしの「ジャズ・マンとその時代」は、私に、New Yorkへの
ジャズの憧れの心を大きく揺さぶったことも決断の要因であった。
 7月12日(水)午前6時。いなりジャンボタクシーが、中山吉成の自宅に
迎えにくる。支倉で鈴木惣介夫妻、絢子ちゃんを、国分町で、阿部邦彦夫妻を
乗せて、午前7時15分に仙台空港に到着。総勢14名のツアーで、仙台から
成田まで飛んだ後、午前11時、New Yorkへむけて飛び立つ。New York着、
12時。13時間のフライトは、やはり長いですね。2時間づつ、2回仮眠
がとれた。飛行機内では、皆で見る大画面は無くなり、座席の後ろに15cm
×10cm位の画面で映画を見れるよりPersonalな時間を楽しめた。渡辺謙の
アルツハイマーの映画と、松坂慶子がマドンナの寅さん、ピンクパンサーの
3本の映画を観た。座席は、最後列から3列目で、トイレが近くて助かった。
今回は、動き回れるように、荷物を出来るだけ少なくした。
 New Yorkへ着くとさっそく市内観光。East River沿いのレストランで昼食。
ビールで乾杯。シーフードとチーズ入りのクリームチャウダーとツナの固まり
が出てくる。ツナをオリーブオイルで食べるのか。?醤油がほしい。今回の
食事も、オリーブオイルとチーズに手を焼きそう。国防庁で使用しているのと
同じ型の黒塗りのリムジンで豪華に移動。自由の女神、グランドゼロを見物の
後に、Helmsley Hotelにチェックイン。シャワーを浴びた後、惣介さんとTea
Break。オニオンスープ、サラダの軽い夕食をとった後、BroadwayでMusical
「Beauty and the Beast」を鑑賞。「これぞアメリカの世界」を堪能した。
Thast’s America Entertainment. It’s Fantasic World.フルオーケス
トラが、舞台前袖のボックスの中に入り、優雅なバックグランドミュージック
をかなで、舞台芸術、照明、音響もすばらしく、出演者全員の歌がとても上手で、
感動した。大掛かりな豪華絢爛の舞台装置にも、度肝を抜かれ、圧倒された。
子役の男の子の微笑が、とてもかわいらしかった。長い長い36時間の初日で
した。                                 7月12日(水)記。
  ビバップスを聴いて下さいね。
  
 朝午前6時起床。昨夜電話で連絡をとった安倍和雄君との再会を楽しみ
にして、6時45分頃、朝食降りていくと、安倍和雄君はもう来ていて、
一緒に朝食をとった。安倍和雄君は、33年のサラリーマン生活のうち、
実に10年間近く、アメリカ、ヨーロッパでの生活をしている国際派の
ビジネスマンで、トヨタ自動車に勤務している。一時間ほど一緒に朝食を
とりながら、懐かしい小学校、中学校の話しに花が咲く。和雄君は、今か
らロスに飛ぶということで別れる。和雄君、忙しい中、時間を作ってくれ
てありがとう。
 午前中、メトロポリタン美術館、近代美術館をリムジンで廻る。館内は、
両方とも冷房がきつく、惣介さんは、とても寒がっていた。New Yorkの
街を行き来するNew Yorkerを観ているのが、最もAliveな美術だと実感した。
近代美術館からHelmsley Hotelまで歩いて帰ることとした。58Streetから
42Streetまで、New York市内を物見遊山をしながらのとても楽しい散歩
となった。New York市内では、どこでも車椅子に親切で、歩道は、段差が
無く、スロープが必ずある。ちょっとつまずいたり、困った時には、New 
Yorkerは、最も近い人が、必ず手を差し伸べてくれる。「Thank You.」と
言うと、必ず「Np Problem.」と笑顔で返事が返ってくる。惣介さんは、
「ニューヨークの人は、車椅子にやさしいね。」と感心しきり。我ふるさと
の仙台市も、New Yorkを見習った街作りをすべきと強く感じた。午後4時
30分頃、Helmsley Hotelに戻り、シャワーを浴び、少し体を休めた。
 今回最も楽しみにしていた本場New York Jazz鑑賞に出かける。Village
Vanguardでのお目当ては、Heath BrothersによるSessionである。
Jimmy Heath(Ts)Albert Tootie Heath(Ds)Jeb Prothers(Pf) 
Oeter Washington(Bs)のQuartetで、Jimmy Heathの大御所には、だいぶ
お年をめされたようだが、いぶし銀のテナーサックスは、むせび泣いていた。
1st Stageは、9時10分よりスタートして、10時30分に終演となった。
皆さんがお帰りになった後、私と阿部夫妻、早山さんが残り、11時からの
2nd Stageを楽しんだ。Village Vanguardは、想像していたより狭かった。
壁には、Jazz史を彩ってきたBird、Dizzy、Monk、Miles、Coltrane、Gordon、
Rollins、Joe Henderson、Art Farmer等の写真が、所狭しと貼られいて、
とてもいい雰囲気を醸し出していた。演奏中の写真が禁止されていたのが、
とても残念だった。1st StageのOpening Numberが、Autumn Leavesの
コードでの「Autumn Sleeps」(Original Number?)は、Jimmy Heathの
高齢を逆手にとった洒落たNamingと感じた。アメリカ人の遊び心は、とても
楽しい。「Autumn Sleeps」には、大笑い。私が、Jimmy Heathご本人にリ
クエストした「Quota」は、2nd Stageの頭に取り上げてくれ、「日本から
来てくれた熱心なファンからのリクエストで、私の古い古いNumberで、Quota
をお届けします。」といった挨拶に、心を打たれた。勿論英語での洒落た笑い
とジェスチャーが、いかにも正統派Jazz Manの香りがしてうれしかった。
2nd Stageは、最前列に移動した。演奏が終わると、フランスからやって
きたというMusician、Rasorio Giulianiとアメリカ人の若い友人らしい2人
と記念写真を撮った。一緒に飲んでいるうちに、意気投合し、14日(金)
15日(土)に、Frank Wessが、Smokeで演奏するという情報を教えていた
だいた。Rasorio Giulianiは、31歳のAlto Sax Playerで、「Dodo」と
いうCD Alubumを出しているという。www.alexandre debessher 6 msn.com.
帰ってから調べてみよう。フランスのパリより北部のLilleという町の出身と
いう。午前2時近く、タクシーで4人で、Helmsley Hotelに帰る。最高の
New Yorkの夜だった。明日のFrank Wess、とても楽しみである。 
                       7月13日(木)記。
  ビバップスを聴いて下さいね。
 
  
 3日目に入ると耳が慣れてきて、周りの英語が自然とクリアーに聞こえ
出してきた。夕方までフリータイムということで、皆さんは。ウッドベリ
ーコモンアウトレッドでショッピングに出かけた。惣介さんと午前10時
30分の朝食を約束して、午前7時30分の朝の散歩、New York Walking
に出かける。Helmsley Hotelのある42Streetから西にどんどん歩いて、
行く。最も人通りの多い買い物客で賑わう5th Avenueから、更に7th 
Avenue、8th Avenueへ。そこには、初日に鑑賞したMusical「Beauty 
and the Beast」のBroadwayで、その他多くのMusicalが立ち並んでい
る。Times Squareは、New Yorkの華やかな表玄関である。New Yorkは、
とても歩きやすい。Helmsley Hotel近辺は、近くに国連ビル等があり、
どちらかというと、官庁街といった感じである。東西のStreetと南北の
Avenueが、整然と碁盤の目で日本でいえば、京都のような街並みだ。勿論、
目の前に繰り広がるダイナミクス、喧騒、賑わい、ザワメキは、New York
とは、比べ物にならないが。ガイドさんに教えていただいたJazz Musician
をプリントとしたTシャツをは、48Street、7th8th Avenueあたりを探す。
まだ店が開店前で、吉野家で牛丼を朝食にとる。おいしかった。3時間近く
歩き廻り、午前10時30分にHelmsley Hotelに帰る。惣介さんご家族、
傅田さんご夫婦とご一緒に朝食をとる。私は、喉が渇いたのでジュースをい
ただく。「食べ物以外のアメリカ文化は、とても私に合います。」というと
惣介さんは、笑いながら、「そうだね。」と言ってくれた。
 朝食が終わって、惣介さんと傅田さんご夫妻とで、Broadwayに繰り出し、
ヤンキースのゴジラ松井のTシャツを買いに出かけた。Capを買ったお店の
黒人の店員は、とても態度が悪く、つり銭でお客を長い時間待たせながら、
私的な話しをベラベラと長電話していたり、こちらの要望は、よく聞かず
簡単に何でもないと平気で応対するずうずうしさ、日本でも多く見かける
光景だが、この店員は、あきれるくらいひどかった。隣のTシャツの店は、
対応がよく、松井のBlueのTシャツを、4人で買い占める形となった。
1:00pm頃、Helmsley Hotelに一度戻る。私もさすがに眠くて、夕方
5:00pmスタートの野球観戦まで一眠りすることとした。考えてみれば、
昨夜は、Jimmy Heathを深夜遅くまで聴き、眠りについたのが2:30am
なので4時間も眠っていない。暑い中、結構早いスピードで、軽快に車椅子
を押し続けたので、右足のふくらはぎがつりそうになったので、ゆっくり
休んだ。
 5:00pm出発。ヤンキースタジアムにむかう黒塗りのリムジンの中で
惣介さんと今野さん両雄が二人並んで座っている様は、アメリカギャング
映画に出てくるマフィアのボス二人の商談の雰囲気で、おかしくなって一人
笑いしていた。今野さんお奥様が、私の親友の佐藤豊君の奥さん玲子さんの
ご親戚と聞いて、奇遇な縁を感じた。阿部さんお奥様が、相澤光哉先生の妹
さんと聞いて本当に仙台は、狭いと感じた。YankeesVSWhite SocksのGameは、
展開がとてもおもしろくエキサイティングな試合となった。序盤White Socks
が、ツーランホームランで先攻するが、前中盤は、両エースの投げ合い、快
テンポで試合が進んでいった。3対3で迎えた7回、観衆全員が立ち上がって、
胸に手を当てて、「God Bless the Child」を歌う。国旗掲揚といいこの国
歌斉唱といい、アメリカはあらゆるLife Sceenの節々に、愛国心を鼓舞する
風習があるなあと感心した。野球そのものもおもしろかったが、野球を観衆全
員でショーとして楽しむお祭り好きのアメリカ人の気質と文化がとても興味深
かった。私の左隣に座った185cm150kgくらいあるであろう30歳位の
大男は、まあ感心するほどよく食べた。自分の顔以上の大きさのピザをペロリ
と3枚、ピーナツの大袋2袋、フライドポテト2カップ、それもマスタード、
ケチャップをこれでもかと塗りたぐって口いっぱいにほうばる。2イニングに
1回づつ買い出しにでかけ、四六時中口を動かしている。ビールは超特大カッ
プで5杯、唖然とする食欲だ。我々の座った席は、3塁側の最後列で、グラン
ドまで100mはあるであろうかという見晴らし抜群の席。全体が一望できる
開放感一杯の席だった。高所恐怖症の私には、立ちくらみするほどの席だった。
前列に座った男4人、女4人の6人兄弟らしいパーティーの光景は、とても愉
快だった。かわいい女の子2人が、6回くらいから飽きだしていると、8回裏
のYankeesの絶好のチャンスのシーンで、「立ってしっかり応援しろ。」と叱咤
激励し、女の子2人が、すごすご立ち上がる光景がいかにもおかしかった。背
番号2番ジーターのユニホーム姿の長男らしき、お兄ちゃんは、一番下の5歳
位のうるさく動き回るやんちゃ坊主に「反省しろ。」というと静かに天を仰い
で反省している様は、とてもうけた。8回裏にYankeesが3点を入れて、6対3
で、9回の逃げ切りのシーンを演出すると、背番号42番、リベラが登場。背
番号42番リベラのユニホーム姿の下から2番目の10歳位の男の子は、誇ら
しげにそのリベラのユニホームを脱いで、皆に前にかざす。大声で「リベラ、
リベラ」を連呼する。実におもしろいね。アメリカ人は。そのリベラが、打ち
込まれノーアウト満塁のYankeesのピンチ。球場の電光掲示板に目を転じると、
そのキャッチフレーズにおもわず吹き出してしまう。「Let‘s Go Crazy」
「Make Some Noise」馬鹿になってさわげと煽いでいる。球場内は、ブーイ
ングで騒然となる。チャンスになってもピンチになっても、アメリカ人は、騒
いで楽しんでいる。点が入るものなら見も知らぬ前後左右の人と、ハイタッチ
をし抱き合って喜びを表す。いやーーすごい。アメリカ人の心いき。我宮城の
フルスタなどは、これに比べるとお通夜ですね。アメリカ人の楽しみ方を見習
うべきですね。That‘s America.を体験させていただきました。ゲームが終了
すると、帰り足に、小粋なFrank Sinatoraの「New York New York」が流れ、
4ビートの快いスイングの中で家路に着く。皆Yankeesの強さをアピールしなが
ら、Frank Sinatoraの甘い声を聴きながら、余韻を楽しむ。アメリカは、すご
い。「食べ物以外の文化は、最高。」
 昨日教えていただいたVillage Vanguardで教えていただいたFrank Wess(Ts)
が出演すると聞いたハーレムのジャズクラブSmokeに、惣介さんと降りる。しかし
そこでは、Frank Wess(Ts)はやっておらず、がっかりする。深夜わざわざやっ
てきたのに惣介さんに申し訳なかった。惣介さんいわく。「SmokeでSmokeもいい
もんだよ。」座布団一枚。帰り足、トルコ人の運ちゃんにトルコの民俗音楽を聴
かせてもらいながら、Helmsley Hotelに戻る。Frank Wess残念。      
                      7月14日(金)記。
    ビバップスを聴いて下さいね。
 
  
  いよいよNew York Jazz Expressも、後半戦に入る。お陰様で、
体調もすこぶる快調。ツアーのメンバーにも和ができはじめ、とても
楽しい良い雰囲気の中で、それぞれが、それぞれのNew York Life
を満喫しだしていた。今日は、終日フリータイムで、夜9時からリン
カーンセンターで、Jazz Nightが用意されている以外は、全くの自由
行動。皆さんは、ウッドベリーコモンアウトレットで、ショッピングに
朝早く出かける。惣介さんと私は別行動をとる。惣介さんは、11時頃
から始動いたいということで、朝7時から11時まで、午後散策するで
あろうCentral Parkの下見に出かける。道をいろいろ覚えるために、
Helmsley Hotelのある42th Streetから1丁北の43th Streetを
西に歩き出す。New Yorkの道は、碁盤の目で、本当に覚えやすい。
Times Square、Broadway付近をくまなく、何度も歩く。ジャズプレイ
ヤーが印刷されたTシャツを探すが、まだ早すぎてどこも閉まっている。
吉野家の牛丼でおいしい朝食。5ドルだったが、ニューヨークで最もお
いしかった食事だったような気がする。早朝から気球を浮かばせたり、
ジョギングをしていたりと、あちらこちらで、That’s Americaの光景
だ。リンカーンセンターは、まだ準備中で、場所の確認だけに留まる。
Central Parkは、New York市民の憩いの公園で、開放的で広大で実に
すばらしい。午後からの惣介さんとの散歩が楽しみである。あっという
間に時間が過ぎ去り、11時に遅れないように早足で戻る。新調の
Walking Shoesも快調で、New York Walkingを楽しむ。
 11時にHelmsley Hotelに着くと、惣介さんいわく、「いやー退屈
だったやー。早く行こう。」と催促される。よほど待ちどうしかったの
だろう。15分だけ時間をいただきビッショリかいた汗をシャワーで流し、
下着、上着を着替えて、惣介さんとタクシーで、Central Parkへ向かう。
さわやかな木陰が続く公園の中では、似顔を書いている光景が、多く見
られた。いずれの画家も、モデルになっているご本人より、特に目を美
しく描いていた。当たり前か。子供が、どの子もかわいらしいですね。
Twin(2人乗り)の乳母車が多い。若い女性も、特にCuteだ。老夫婦は、
手を携えて、ゆったりと木陰のベンチにに座って、子供達が元気に遊ん
でいる姿を、目で追って楽しんでいるようだ。野外音楽堂では、残念な
がらジャズはやっていなかったが、ロックや、ダンスは、あちこちで見
かけ、思い思いに楽しんでいるようだ。Country Westenの調べが心地良
かった。Cow Boy時代の古き良き時代のアメリカの財産だ。アメリカの
文化の深さに、今さらながら感心する。
 「誠ちゃん、いいねえ。いいねえ。」と、惣介さんは、とても楽しそう。
池に、10隻位の全長1mのヨットを浮かべて、ラジコンを操って競争し
ている。その周航している模型のヨットを見ながら、パラソルが開いてい
る木陰で、惣介さんと、ティーブレイクをとる。惣介さんは、車椅子から
降りて、しばし休息をとり、喉をいやす。やはり、歩行の振動でお尻が痛
そうだ。惣介さんは、陽だまりの中で、30分位であろうか、コックリコ
ックリ、気持良さそうにまどろんでいた。まさにCentral Parkでの豊かな
至福の時間でした。帰り道、静止を続ける女性のパントマイミストに、手
元にあるありったけのコインを投げ込むと、今までジーット静止していた
ポーズをやには大きな動きで何度も何度も華麗に舞うように動き出したの
には、惣介さんと大笑い。アメリカ人は、実に愉快ですね。楽しさのつぼ
をこころえている。
 日本料理「わじま」にタクシーで向かう。残念ながら夕方5時からオー
プンということで隣にあるブラジル料理のOpen Cafeに入る。美人のウエ
イトレスにスープを頼むが、このスープ、まずいのなんのって。惣介さん
と私は、スプーンで2、3回すすって、No Thank You。食べ物に関して
は、うまいものになかなか当たらない。口直しにカプチーノを飲み、お土
産を買いにメトロポリタン美術館に向かう。惣介さんには、入り口で待っ
ていただき、イタリア音楽をかなでるギター演奏を聴いていてもらう。
メトロポリタン美術館のショップで、自分のものも含めておみやげを買う。
「New York New York」のCDを惣介さんい見せると 「誠ちゃん、いい
ねえ。いいねえ。」ととてもうれしそう。午後4時過ぎにタクシーで
Helmsley Hotelに戻る。
 Helmsley Hotelに惣介さんを奥様にお願いした後、ジャズミュージシャ
ンがプリントされたTシャツを探しに、2時間ほどデパート巡りをするが、
どこにも売っていなかった。歩いて帰ってくると、大久さんに呼び止められ、
二人で、お土産のチョコレートを買ってくる。1時間シャワーを浴びて、仮
眠した後、ホテルのインターネットで、鈴屋金物鰍フリンクから入って、
今晩のジャズ情報を拾い出す。インターネットはすご過ぎる。地球の裏側の
アメリカで、私の手作りのホームページが見られる。World WideでReal 
Time。老舗のBirdlandでBuddy Rich Big BandにいたテナーサックスのJoe
Lobanoが、Cleaveland Big Bandを率いてのLiveを見つけたので午後11時
からの2nd Stageを聴きに行くことにした。
 リンカーンセンターに到着。館内のお店で、イングランド製のPinkブランド
のあざやかなネクタイをプレゼントしていただく。惣介さん、ありがとうござ
います。リンカーンセンターのジャズシアターでは、ビリーホリデー、エラ、
サラボーン、ベーシー、エリントン、ベニーグッドマン、パーカー、ディージ
ー、ロイエルドリッジ、マイルス、コルトレーン等の簡単な楽暦を、彼らの映
像と音源を交えて紹介していた。これは、すばらしいものでした。是非、New 
Yorkを訪れた人には、是非、ご覧いただきたい。
 今夜のJazz Nightは、ディージーズクラブで、出し物は、「クラディアアキ
ューナ+&フレンズ」。ニューヨークのマンハッタンのすばらしい夜景をバック
に贅沢な豪華な夜を楽しむ。ギターの機械的なコードスケールのアドリブは、
どの曲も同じパターンで一緒で、コーラスの頭をまちがっていたり、ひどいもの
であった。これでは、ディージーのBe Bopが泣く。耳直しにBirdlandに直行。
生のBig BandをNew Yorkで聴けたのが良かった。Joe Lobanoより若い4th 
TenorとリードアルトのBe Bopの高速Adlibがすばらしかった。若い4th 
Tenorは、24、5歳のように見えるが、ジュルアードの逸材だろうか。「New 
Yorkには、こんなすごい素材がごろごろいるのだろうな。」と感心する。New 
Yorkの旬なBig Bandの醍醐味を楽しめてとても幸せだった。Sax6、Trumpet4、
Trombone4、Piano、Bass、Drums、Vibe、女性Vocalという贅沢な編成で、New 
Yorkの夜は、甘美な夜を演出してくれた。
                     7月15日(土)記。
  ビバップスを聴いて下さいね。
 
 
  New York Jazz Expressもいよいよ佳境に入った。早いものであっと
いう間に今日が最終日、楽しい時間は、実に早く過ぎるものである。時間を
惜しんでできるだけNew Yorkの雰囲気を肌で感じようと、7時にHelmsley 
Hotelを出て、朝の散策に出かける。惣介さんが、お昼頃か出かけたいという
ので、午前中5時間目一杯見て歩きたいと思い、Broadwayに向かう。もう慣
れたもので、 New Yorkの方向感覚は、すっかりできた。Be Bopsのバンド
の仲間へのお土産をまだ探しきれてないので、それが最大の目的となった。
ジャズミュージシャンがプリントされたTシャツを探しに、昨日もデパート、
Tシャツ屋を廻ったが、なかなか見つからなかった。「48Street7、8
Avenueあたりにあるのでは。」という情報をガイドさんからいただいたの
で、その近辺を一軒一軒探し回る。楽器屋さんが多く、何か近づいてきた
感じ。やっと見つけた。Charlie Parker(As)Miles Davis(Tp)
Theronius Monk(Pf)等の待望のTシャツを見つけ、大感激。メンバーの
喜ぶ顔が頭に浮かぶ、お土産の買出しも無事終了。社員の野球好きには、
ゴジラ松井のBlueのTシャツ、最もはやっているという「I Love New 
York」のTシャツとメトロポリタンのボールペンをお土産に買った。
 午前11時30分に一度Helmsley Hotelに戻り、惣介さんに電話を入れる。
さきほど買ったFrank SinatoraのTシャツを部屋に持参する。惣介さん大変
喜んでいただき、すぐSinatraに着替えていただき、外出することとする。
早朝散歩の帰り足で見つけたMadison Avenueで歩行者天国をやっていたので、
Madison Avenueまで惣介さんをお連れする。今日は、日曜日ということで、
家族連れ、アベックでごったがえしていた。多くのテントが張られ、縁日風景
は、日本と変わりないですね。惣介さんの「誠ちゃん、大崎八幡のどんと祭み
たいだね。」には、大笑い。民族工芸ぽい5ドルのブレスレットを、惣介さん
は、たくさん買い込む。午後1時30分にHelmsley Hotelに戻り、シャワー
を浴び、着替える。
 近くの生かき屋さんで、全員そろっての昼食ということで、惣介さんは
Sinatora、私はParkerのTシャツで出かける。新鮮ないか、えびをご馳走になる。
冷えたビールもおいしかった。今日も快晴。暑い位だ。この後、皆さんは自由
の女神を見に、クルージングに出かける予定でしたが、惣介さんは、船酔いが
ひどいということで、昨日に引き続きCenteal Parkへ散策に出かけることと
なった。タクシーで5th Avenue近くのきCentral Parkへ向かう。
 昨日と反対側の南側を中心に散策する。New Yorkerは、家族連れで思い思い
に休日を楽しんでいる。木陰はとても涼しく快適だ。広い芝生の上で、シート
を敷いて、寝そべっている人、ベンチに座ってまどろんでいる人、仲良く手を
たずさえてゆっくり散歩している老夫婦。乳母車に乗った2歳位のフランス人
形のようなBabyに、「Hellow」と何度も手を振って声をかけられる。その近くで、
若いカップルが道の真ん中で所かまわずDeep Kiss。その合間を10歳位の子供
がローラースケートで駆け抜ける。何ってアメリカは、自由なんだと実感する。
人の目を気にするということがない。野球で見た「Make Some Noise」「Let’
Go Crazy」は、アメリカ文化の象徴そのものと体感した。惣介さんから奥さん
との若い頃聴いたWest Linersの興味深いお話しをうかがった。西條孝之介(Ts)
原田忠幸(Bs)のBerny's Tuneがお二人の想い出の曲と聞いて感激した。Stan 
Getzを思わせる西條孝之介とGerry Mulligunを彷彿とさせた原田忠幸らのWest 
Coast Jazzがとてもかっこ良かったという。Jazzの話しで大いに盛り上がる。
Berny's Tuneやってみよう。「Make Some Noise」というオリジナルをやった
らというすばらしいアドバイスを受ける。惣介さんのJazzにたいする造詣はとて
も深く、Jazzの好みも感性も私とよく似ていると改めて再確認した。広々とした
Centeal Parkで親しく楽しくJazz談義をできてほんとうに良かったと思う。
 最後のNight Tourは、名門Blue Noteで、Chuck Mangione(TP)で、大いに
盛り上がった。予想していたSoft Rockの甘いSoundで、American Entertainment
の極めつけだった。「Dizzymiles」という二人の偉大なJazz Trumpeterに捧げた
であろうBop Tuneが特に光っていた。Chuck Mangioneは、どこかBebopの雰囲気を
漂わせながら都会的なハイセンスなSound作りをしている。フリューゲル(エレピ)
テナーサックス(ソプラノサックス、フルート、バスフルート)ピアノ、ベース、
ギター、ドラムスという布陣で、一人一人が昨日とは違ってかなりの力量を持って
いた。ベースとサックスが、群を抜いてドライブしていた。今のNew York Jazz 
Soundを体一杯で吸収できて、大変楽しい豊かな時間をいただいた。今回お誘いいた
だきた鈴木惣介さんに心より感謝と御礼を申し上げます。そしてすばらしい企画を
立てられた国際ツアリスト鰍フ大久晃功さんには、何から何まで大変お世話になり
ました。ツアーでご一緒した皆さんに、心からの感謝と御礼を添えて、New York 
Jazz Expressの筆を置きます。
New York Jazz Express Members
鈴木惣介、康子、絢子、傅田幾男、順子、今野幸弘、千賀子、
阿部邦彦、利枝、早川洋子、根本愛子、庄子功、大久晃功、鈴木誠一、
               7月16日(日)記、ニューヨークにて、鈴木誠一拝。
  ビバップスを聴いて下さいね。
 
  



ビバップスを聴いて下さいね。


Beutiful New York Landscape