雑感117
自分らしく生きる。新たなチャレンジ。

     
 我敬愛なる弟、鈴木健二が、新たなるチャレンジを期して、平成19年4月
より、北海道函館の地で、牛タン専門店、「梵天丸」を開業する運びとなりま
した。私と3歳違いの弟、鈴木健二は、28年間、私と共に、苦楽を共にして、
鈴屋金物鰍フ屋台骨を支えてきました。実直で、生真面目な性格から、お客様
から絶大の信頼を得て、仕事には、とてもきびしいものを持っていました。
朝は、誰よりも早く出勤し、時間、約束には、特に厳しく、いい加減さを嫌う
性格で、会社では、ピーンと張り詰めた良い意味での緊張感を作っていました。

 彼は、子供の頃から、好奇心がとても強く、とても活発な弟で、スーパーマン
のふろしきマントで、2階から飛び降りたり、自動車の下にもぐっていたずら
をして、車に足をひかれたり、池の水の中に、手を突っ込んで、鯉を取ったり、
私の両親だけでなく、私もいつもハラハラして、目が離せないほど、活動的な
子供時代でした。

 彼は、仕事を離れると、とても優しく穏やかで、とても面倒見がいい男でした。
どこへ行っても人気者で、多くの友達に恵まれました。いつの頃からか、母の
料理を見てか、料理好きになり、多くの人にご馳走することが、彼の楽しみの
一つになりました。母がそうであったように、彼は、人に食べさせることに、
大きな喜びを見出すようになりました。彼の料理の味は、年々腕前を上げ、
おいしいものを探し求めては、食べ飲み歩き、良く研究しておりました。

  彼は、子供が小さな頃から、北海道の自然が大好きで、毎年夏には、家族で
北海道旅行をしておりました。田中邦衛の「北の国から」の世界に憧れ、いつ
しか北海道に住みたいという気持ちを育んでいきました。子供達3人が皆、
立派に自立し、鈴屋金物鰍フ若い社員も充分に育ってきたということで、鈴屋
金物鰍ノおける自分の役目は一段落したと悟り、自分らしく生きようと新たな
チャレンジの道を選択したようです。長年の夢を実現させた彼の英断に、
拍手です。

 会社の引継ぎで、二人でお客様を廻っていると、「健ちゃん、勇気あるな。」
とか「健ちゃん、うらやましいな。」という励ましの暖かい言葉が大変多かっ
たように思います。お客様の皆さん、健二専務が大変お世話になりました。
この場をおかりして心より御礼申し上げます。健二が、函館に行くことは、
とてもさびしくなりますが、若い人達も育って、彼の自分のやりたいことをやる
自分らしく生きたいという第二の人生を考えると、今がベストなタイミングかも
しれません。私も二人で、長い間苦楽を共にしてきただけに、万感の想いがござ
います。

 平成18年9月29日(金)の鈴屋金物鰍フ第56期の棚卸が、彼の最後の
お勤めとなりました。その後の健二夫婦にとって最後の鈴屋金物鰍フ送別会は、
二人の新しい門出を祝福して、心暖まる社員の皆様の笑顔の中で、彼らの第二
の人生の前途の成功を祈念すべく、明るく和やかな楽しい送別会となりました。
夫婦手を取り合って、健康で、新天地で楽しく暮らしていって下さい。
28年間本当にご苦労様でした。金物屋健ちゃん、さようなら。 

                           平成18年9月30日(土)愚兄鈴木誠一拝
ビバップスを聴いて下さいね。 ビバップスを聴いて下さいね。 鈴屋金物椛藍ハ会
一族送別会