雑感48 夫婦とは?
 
  我々夫婦は、基本的にお互い全く自由です。お互い一切
の干渉がありません。お互いがお互いの自由を尊重します。
我々夫婦は、皆さんご存知のように、後遺症のケイレンを
持つ長男の一臣から、一瞬たりとも目を離せませんので、
一臣中心に、生活が組み立てられます。その意味では、
我々、特に愛妻ちひろは、物理的には、大変な制約を受け
ていますが、精神的には、多いに自由です。制約が大きけ
れば大きいほど、自由の大切さを実感しております。

  人生においては、一般には、快体験の共有が大事と
考えられておりますが、この事は勿論の事、試練体験と
いうのも、我々夫婦の強い絆かもしれません。まさに
夫婦が喜怒哀楽を共にする事、共有する事が、夫婦の強い
絆と人生そのものを鮮やかに彩るものと考えます。

   「大きな事を成し遂げる為に、力を与えてほしいと神に
求めたのに、より良き事をするようにと、病気を賜った。」
  「 幸せになろうとして、富を求めたのに、賢明であるよ
うにと、貧困を授かった。」
「 世の人の賞賛を得ようとして、成功を求めたのに、
得意にならないようにと、失敗をいただいた。」

    私が思いっきりマイペースで自由奔放にやっていられる
のも、妻の深い深い懐があるからと感謝しています。1週間
の予定を、私が妻に示して、ウイークディは、私が早く帰宅
できる日等、その合間をぬって妻は妻なりに自由を楽しんで
おります。どうしても自由な時間ができない場合は、実家の
お母さんに見てもらっております。お母さんに感謝。土日は、
出来るだけ私が一臣を見て、妻の自由を優先的に組み入れま
す。
   我々は、趣味的には、全く異なる面(ジャズ、ラグビー、
麻雀)(庭いじり、骨董、手芸)と一致する面(山歩き、読
書、パソコン、株式)があります。哲学、思想、宗教等の抽
象的なテーマを寝ながらでも3〜4時間話し合う事がありま
す。特に、人生論、生き方については、情熱的に本気で話し
込みます。片手にバイブル、片手に四季報といったところで
しょうか。
  形にとらわれない、お互いがお互いのすべてを受容し、そ
の上に、お互いの尊厳、尊敬、愛情があってこそ夫婦の愛が
深まると考えます。二人でいると疲れない、ホッとして、安
らげる、くつろげる、take it easy の空気のような空間が
我々の世界です。

ジャズのStandard Numberにもあるじゃないですか。
The day of wine and roses.
Sofisticated Lady.
Someone to watch over me.
My one and only love.
Body and Soul.
こんな夫婦の世界が理想だな。

           平成13年5月15日(火)鈴木誠一拝