雑感149<「エフエムたいはく10周年によせて。」」>
 
平成29年鈴屋金物叶V年会動画
 <「エフエムたいはく10周年によせて。」>
「エフエムたいはく10周年によせて。」
                     ゴードン鈴木
 エフエムたいはくが、10周年を迎えられたとのこと、
誠におめでとうございます。「ジャズを身近に」も
9年間もの長い間、リスナーの皆様に、聴いていた
だき、ありがとうございます。「毎週水曜日、6時から
6時半までのゴールデンタイムがあいているので、
何か番組をいかがですか。?」というお誘いがあり、
私のLife Work の一つとして、体系的なジャズ番組
をやりたいと思い立ちました。
 
  私は、大学時代Count Basie スタイルの
Big Band、早大ハイソサエティーオーケストラで、
Tenor Sax 奏者として、バンドマスターを務めて
おりました。大学時代ジャズの勉強は、毎週水曜日
深夜22:00〜23:00に、FM東京の1時間の名番組
油井正一先生の「アスペクトインジャズ」を聴いて
学びました。必死にノートにメモと録音をとって、
学びました。懐かしいジェリーマリガンのテーマ曲、
Prelude In E Minor が流れて、番組が始まりました。
毎週水曜日の深夜のこの1時間は、私にとって
至福の時でした。その「アスペクトインジャズ」から
学んだジャズの歴史の膨大な大学ノートに記された
メモは、今、私の宝となっております。この宝が、
「ジャズを身近に」の番組で、見事によみがえりました。
 
  私は、番組を作るにあたって、体系的にジャズ
をお話ししようと思い、Musicians編とNumbers編の
大きく二つに分けてお話しを組み立てました。
前半のMusicians編は、@Big Band、ATenor Sax、
BPiano、CTrumpet、DTrombone、
EAlto Sax、FFemale Vocal、GGuitar、
HMale Vocal、IDrums、JBass、KOther 
Instrument(Vibraphone、Flute、Organ、Baritone
 Sax Clarinet)と、楽器別にジャズメンに登場して
いただきました。エピソードを含め、ぬくもりのある
人間味を前面に押し出して、実際の演奏をお聴き
いただきながら、掘り下げて解説していきました。
 
  Numbers編は、@Slow Ballad、AMedium Tempo、
BUp Tempo、CBlues、DBossa Nova、EWaltz、
に分けて、Jazz Standard Numbers を、1曲づつ、
多くのジャズメンの聴き比べで、その曲が本来持って
いる魅力を味わいました。
 
  一年間を春、夏、秋、冬、のシリーズに分け、1シリーズ
13週ごとにテーマを設けて、体系的に話して参りました。
「ジャズを身近に」は、開局2年目から始まりましたので、
少なくとも13×4×9=468回は、番組を放送したことになります。
 
 私は、ジャズを演奏する方から関わっていましたので、
メローディライン、つまり作曲の方に、最初は、興味関心の
ほとんどが向いていました。「ジャズを身近に」のNumbers編
に入って、歌詞の翻訳、解説をするようになって、この年に
なって英語をまた学び出したということは、私にとっても大きな
喜びとなりました。どうしてもわからない辞書にも出てこない
単語のほとんどが、そのNumberのキーワードであることが
多かったように思います。それは、ジャズの隠語であったり、
歴史的な言葉であったり、地理的なものであったり、深く
調べて、多くの発見を味わいながら翻訳しました。ジャズは、
アメリカの歴史、経済、文化に多く関わっていることを、
再認識しました。アメリカジャズとヨーロッパジャズ、日本
のジャズの関わりは、これからも更に発展していくことで
しょう。ジャズの歌詞に込められたニュアンスはとても
深淵で、改めて、「ジャズはすごい。」と感動している次第です。
 
  エフエムたいはくさんから「ジャズを身近に」番組制作
というクリエイティブな生涯の課題をいただき、今や、私の
Life Workの一つとして、毎週のジャズ番組作りを、楽しんで
おります。またインターネット放送が開始され、東京、大阪
のジャズ仲間も聴いててくれて、時折り、
便りをいただいて、励みになっております。これからも、
「ジャズを身近に」のリスナーの皆様には、引き続き、
お引き立てをよろしくお願い致します。エフエムたいはく
さんに、心から感謝して、ペンを置きます。
           平成29年10月吉日、ゴードン鈴木拝