ジャズシーンを彩るダイナミックな10人のドラマー
ニューオリンズジャズ誕生
ニューオリンズ発祥、アメリカ西南部、Dance Music全盛
1920年世界恐慌、Swing Jazzの確立
Swing時代Sonny Payne、Buddy Rich
@、Max Roach(1924〜19)Bopの革命、BeBopの誕生、
「Study in Brown」「Max & Dizzy:Paris 1989」「In the Light」
1940年代〜1960年代を通してジャズドラマーの最高峰に位置し続けた名手。
ビバップ、ハードバップにおけるドラミング手法を完成。
12歳の時からドラムをはじめ、1943年にコールマンホーキンスグループで
レコードデビュー。ディジーガレスピーコンボに参加。
47年〜49年まではチャーリーパーカーのクインテットにレギュラードラマー
として参加。モダンドラマーとしての地位を確立。
55年にはクリフォードブラウンとの双頭リーダーによるコンボを結成。
クリフォードブラウンを交通事故で亡くしてからは、ドナルドバード、
ケニードーハム、ブッカーリトル、フレディハバードの有能な新人
トランペッターを自己のコンボに加える。
黒人問題など政治的テーマを作品にとりあげたり、パーカッション
のみのアンサンブルを主宰。ベースにおけるポールチェンバースと同じように、
50年代のジャズ名盤のパーソネルにかなりの確率で参加。ポールチェンバース
のベース捌きとマックスローチのドラミング、打ち出すビートがモダンジャズ
のしっかりとした土台となった。
クリフォードブラウン=マックスローチ、インコンサート〜コンプリートヴァージョン、
A、Philly Joe Jones(19〜19)
「Drum Songs」「Philly of Soul」「Drums Around the World」
キャノンボールのアルト、ゴルソンのテナー、モーガン、ミッチェルのペット、
ケリーのピアノ、ハービーマンのフルートに、シャイブのバリトンサックス。
ハードバップ勢ぞろいのビッグバンド。
フィリージョーが主役のアルバムの中では傑作。
インディアンの太鼓のイメージでフィリーが不思議なドラミング。
B、Roy Haynes(1926〜19)
「We Three」「The 1954 Paris Sessions」「Just Us」
ロイヘインズはソロをとっていない時は意外におとなしく、
タイムキーパーに徹している。
センスの良さは発揮されているのだが、全体の調和を意識。
ソロの時もテクニック大爆発の騒がしい演奏にはならない。
多彩なワザとゆたかなイマジネーションで変化に富んだ
ソロを展開しながら、品の良さを失わない、大人のジャズ。
ロイヘインズのドラミングは、個性的で包み込むような
シンバルワークが素晴らしい。
フィニアスニューボーン、キースジャレット。レイブライアント。
ポールチェンバース。ジムホール。パットメセニー。等と共演が多い。
1941年、太平洋戦争、1950年代1960年代コンボジャズ隆盛、
C、Art Blakey(19〜1990ard Bop、
「The Jazz Messengers 」「Milestones in Jazz」「A Night in Tunisia」
「Hard Bop/Paris Concert」「The Best of Art Blakey」
口をダラシなくボケッとあけたまま、まるでおもちゃとじゃれるように
ドラムを叩く。刺激的なシンバルワーク。
「ナイアガラ爆布」と形容されたバスタムの豪快なロールが特徴。
持って生まれた煽情的プレイでソリストをプッシュしまくり、
ジャズ史上最もホットなプレイ。特にホレスシルバーとの相性は良い。
バンドリーダーとしての功績大。ハードバップの代名詞的バンド
「ジャズメッセンジャーズ」を1955年結成。高い人気とクオリティを保ち続けた。
スネア一発で演奏の流れを縦横無尽に変化させ、フロント陣をグイグイ煽る
ブレイキーの魔術。クリフォードブラウン、ルードナルドソン、
ホレスシルバー。ベースのカーリーラッセル。
ウェインショーターが在籍した時代はファンキーさ、熱さとクールさ。
御大ブレーキーのワイルドなドラミング。
代表作「チュニジアの夜」「モーニン」「ブルースマーチ」
協調性の賜物。その人柄は演奏面でも発揮され、メンバー、サウンド全体の調和
を常に考える。ただ熱いだけではない。知的クールさも同居。
怒涛のドラミングが目立つ彼だが、時に応じては緻密な変化に富んだ演奏。
「静と動」をしなやかに表現する、愛すべきドラマー。
アートブレイキーでジャズに目覚めたファンが多い。
ビバップ、ブルース、ファンク、ソウル、ゴスペルを加えて
完成したのがハードバップ。今日に至るまで典型的なジャズ
の王道として君臨。 ピアノのホレスシルバーのドライブ感、疾走感、
ファンキーなハードバップ美学の典型。
ブレーキーのドラミングも単なる野性味だけでなく繊細で
計算しつくされたセンシティブなもの。
偉大な3バンド。ブレイキーのジャズメッセンジャーズ、シルバーのクインテット、
クリフォードブラウンとマックスローチのクインテット。
1958年のモーニンの大ヒットによって、フランス、日本で人気を博す。
ベニーゴルソンという優れた音楽監督が去ると、ウェインショーターの
才能を加え、リーモーガンからフレディハバード、
テナーのウエインショーターはマイルスデイヴィスグループへ引き抜かれていく。
Lee Morgan , Wayne Shorter , Bobby Timmons , Jymie Merritt , Art Blakey
のきらめくばかりのメンバーで演奏
ボビーティモンズからシダーウォルトンとシフト。
ハードバップの伝道者ジャズメッセンジャーズ
ボビーティモンズのMoanin'という名曲が大ヒット。
パリで大成功し、その余勢をかって日本で爆発的なヒット、
バップフレーズからいち早く抜け出したのはショーター。
メッセンジャーズが初来日した時に、ショーターが日本のジャズ
ミュージシャンにモード手法の指南。
マイルス時代とは一味違った、メッセンジャーズ時代のショーターの曲も魅力的。
三管編成でさりげないアレンジが秀逸。
長いキャリアを通じてアートブレイキーは、才能あふれる若いミュージシャンを
起用した意欲的なバンド。1960年に組んだこのハードバップの
怪物バンドジャズメッセンジャーズと肩を並べられるバンドはごくわずか。
創造性を追い求めるテナーサックスのウェインショーター、
切れ味鋭くときには激しいトランペットのリーモーガン、
ソウル色たっぷりのピアノのボビーティモンズ。ベースのジミーメリット。
ディジーガレスピー作曲の「A Night in Tunisia」で、爆発的なドライブ感。
エキゾチックなハードバップ。
カーティスフラーというJ.J.ジョンソンに続く新世代のトロンボーンを
加え3管にする事で、アレンジとオーケストラレーションを強化し、
モーダルな編成へと変える。
Ugetsu、Kyoto、On the Ginzaなど日本へのオマージュを盛り込む。
ウィントンマルサリス、ビルピアース、ボビーワトソンの3管編成。
ファンキーブームの到来。MJQと並ぶジャズの伝道師。
ウイントンマルサリス。1980年代ハードバップの金字塔。
ウイントンマルサリスマルサリスを率いてハードバップの
メインストリーマーに返り咲く。『KeyStone3』は最高傑作。
ブランフォードマルサリスが連なり、しかもアルトを吹いている。
ブレイキーはかなりの親日家、勉強家、読書好きであり、「三島由紀夫」も愛読。
D、Tony Williams(1947〜1997)Hard Bop、
「Young at Heart」「Ego」「Lifetime」
類い希な天才ドラマー、偉大なるドラマー、トニーウィリアムス。
ワイルドで多彩なリズムを自在に叩き出す名ドラマー。
トニーウィリアムスは、17歳でマイルスクインテットに加わり、
若き天才の名をほしいままにする。
1960年代、マイルスの黄金時代をともに築いた偉大なアーティスト。
マイルスデイビスのバンドで活躍した“地下鉄ドラマー”
30余年、常にジャズ界のトップドラマーの地位を確保。
躍動的でパワフルなバスドラムと絶妙なシンバルの切れ味。
素晴らしいテクニックに裏打ちされた、バッキング。
底辺にリズムとコードがあるなかでの演奏。モード奏法の最先端の演奏。
即興性は、ジャズ演奏の重要な要素。
無駄なものを省いていくと、即興性の高い演奏が残る。
テクニックがとにかく凄い。インテリジェンスが溢れている。
「雄弁に語る」変幻自在のドラムは、唯一無二、トニーのドラミングだけ。
時には荒々しく、時には繊細に、柔軟なドラミング。
手数の多さと、超弩級の爆音みたいなドラミングで、他を圧倒。
ベース、ゲイリーピーコック、
ピアノ、ハービーハンコック、マリュグリューミラー。
サックス、サムリバース、ウエインショーター。
70年代において、4ビートよりも8ビート系。フュージョンドラム。
モダンジャズの鬼才ドラマー、トニーウィリアムスが斯界に衝撃を与えたジャズロック。
ハードで緊張感のあるジャズフュージョン、ジャズロック。
エレクトリックヒップポップ、未来指向のテクノサウンド。
Larry Young(オルガン)Ted Dunbar(ギター)Ron Carter(ベース)
Don Alias(ドラム)Warren Smith(ドラム)
ジョンマクラフリン(ギター)ラリーヤング(オルガン)
ロニーモントローズ、ジョージベンソン、マイケルブレッカー、
ヤンハマー、トムスコット、セシルテイラー、ブライアンオーガー、
マリオシポリナ、スタンリークラーク、ポールジャクソン、
ラルフマクドナルド、ジャックディジョネット、カールクレイグ、
ロブスウィフト、アガイコールドェラルド、
E、Elvin Jones(19〜19)Hard Bop、
「Heavy Sounds」「Live at the Village Vanguard」「Elvin Jones Is on the Mountain」
エルビンジョーズ、マッコイタイナーという盟友。
十八番、モチネタ。マイルスデイビス「枯葉」「ソーホワット」
ビルエバンス「ワルツフォーデビィ」
コルトレーン「マイフェバリットシングス」「サウンドオブミュージック」の挿入歌
身も心も自然とそこに委ねてしまう浮遊感が魅力。エルヴィンの強烈なプッシュ凄さ。
当初は、一般聴衆にはウケていなかった。「Giant Steps1」今日では決定的名盤。
当時としては超過激な内容。売上げはイマイチ。
ハマー、生ピアノ、フェンダーピアノ、
デューイレッドマン、セシルテイラー、エルヴィンジョーンズという接点。
フリージャズ。ポリリズミック。
Hank Mobley、マイケルブレッカー、ベーシスト、デイブホランド。
「E.J.`S BLUES」「TRUTH」「五木の子守唄」「THREE CARD MOLLY」
ジャズマシーンのレパートリー、「STRAIGHTNO CHASER」「WISE ONE」「BODY AND SOUL」
F、Shelly Manne(1920〜1984)West Coast Jazz、Cool Jazz、
「The Poll Winners」「Poll Winners Three」「The Poll Winners Ride Again」
白人ドラマーの最高峰。常にメロディックで寛いだ歌心とスイング感を身上とする。
モダンコンボドラマーとして名声を博す。洒脱なドラミング。
シェリーマンは、ベースのレイブラウン(RAY BROWN)
抑制されたピアノレスウエストコーストジャズ、
ジェリーマリガンがピアノレスのカルテット、スタンケントンサウンド。
ピアノレスの西海岸サウンドという録音は、マリガン以外には遭遇できない。
ビルエバンス、リッチーカミューカ、ソニーロリンズ、バーニーケッセル、
G、Shorty Rogers(19〜19)West Coast Jazz、Cool Jazz、
「Eight Brothers」「Bossa Nova:Jazz Waltz」「Popo and Art Pepper」
H、Chico Hamilton(19〜19)West Coast Jazz、Cool Jazz、
「Thoughts of」「Man from Two Worlds」「My Panamanian Friend」
サックス、ギター、ベース、ドラムのカルテット編成になった唯一のアルバム。
この後キャノンボールアダレイに引き抜かれてグループを去るロイドが音楽監督。
I、Jack De Johnette(19〜19)Cross Over、
「Still Live」「Tribute」「The Cure」
キースジャレット、本当のミュージシャン同志がお互いの演奏を聴き、
影響を及ぼし合い、精神を高揚させる。
ジャックディジョネットゲイリーピーコック、「スタンダーズ」結成。
三人の創造力が重なり合って、豊かな響きと新しい調和が味わえる。
三人の探り合い、共感、臨場感。三人が奔放に音楽を作り出している。
デジョネットも自己主張しながらも控えめ。
各々のインプロビゼイションがかくも見事にトリオミュージックにまで昇華。
各人の個性と全体のバランスが美しく保たれたジャズ。