第1〜3回 「文化・考古・民俗」 工藤 元男 早稲田大学教授 4/20 楚簡から見た中国古典学
4/27 楚文化圏の鬼神信仰 5/11 楚文化圏の予祝儀礼 |
●目標 最新の出土文字資料を使用して、これらの資料と文献を結びつけると、どのような新たな世界が見えてくるかを体験することができる。 ●講義概要 本講義は、近年中国湖北省から出土している戦国時代〜前漢時代の出土文字資料、とくに楚簡(楚の竹簡)を主たる史料として、南方の長江中流域にあった大国、すなわち楚の文化圏のさまざまな文化を検討する。講義ではデータベース化された写真や図版を多く使用し、できる限りビジュアルに資料を紹介する。紹介される資料は最も先端的なものを含む。 参考文献:古代中国文明(創元社) |
第4〜6回 「古代中国を生きた人々」 桐本 東太 慶応義塾大学助教授 5/18 詩経民俗学
5/25 始皇帝の巡幸について 6/1 漢代画像石の図像学 |
●目標 中国古代史を主に文化史的側面から理解できるようにする。 ●講義概要 本講義は中国古代の民俗に焦点をあわせ、個々の民俗に対する検討を通じて、当時の社会像がどのように浮上してくるかを明らかにしようとするものである。具体的には第一に中国最古の詩集『詩経』にみえる求愛の習俗を検討する。第二に中国のファーストエンペラー、すなわち秦の始皇帝の巡幸の民俗的意味を検討する。第三に神話伝説や貴族の宴会などを題材にする漢代の画像石を検討し、当時の人々の世界観なども明らかにする。 |
第7〜10回 「文化・考古・民俗」 小澤 正人 成城大学短期大学部助教授 6/8 中国農耕社会のはじまり
6/15 中国における都市と国家の出現 6/22 青銅器から見た古代中国 6/29 古代中国文化の統一性と多様性 |
●目標 考古学から見た農耕の開始から国家の形成に至る中国古代史の展開や中国の古代文化がもつ特徴などを理解する。 ●講義概要 中国では近年の考古学調査の増加に伴い、古代中国像を考える上で重要となる発見が相次いでいる。この講座ではそうした考古学による成果に基づいて、古代中国とはどんな時代であったかを考えることを目的とする。授業では古代中国のなかでも特に古い時代を取り上げ、まず農耕の始まりから都市・国家の出現までの歴史の展開をみたうえで、古代中国を代表する遺物である青銅器を取り上げ、中国の古代文化がもつ特徴を考えてみたい。 参考文献:中国の考古学(同成社) シリーズ講座名 1、能の魅力 2、ウォーキングを楽しむ 3、お金の達人、(ライフプランとマネープラン、前、パーソナルファイナンス) 生命保険の達人、(ライフプランとマネープラン、後、パーソナルファイナンス) 4、グローバル時代の文化と開発 5、文化史から見た古代中国(古代中国を学ぶ、前) 民族から見た古代中国(古代中国を学ぶ、中) 考古学から見た古代中国(古代中国を学ぶ、後) 早稲田大学オープンカレッジ春講座 登録者名 1、飯田洋一郎(64)、2、石川劭、3、佐藤玲子、 4、細谷健太郎(60)、5、小山育郎(62)、6、 7、8、9、 10、11、12、 13、14、15、16、 17、18、19、20、 21、22、23、24、 25、26、27、28、 29、30、31、32、 33、34、35、36、 37、38、39、40、 |