雑感137、大震災大津波から3ヶ月が過ぎて被災地は今

  あの忌わしい平成23年3月11日(金)午後2時46分発生の未曾有の
東日本大震災から3ヶ月が過ぎました。奪われた尊い人命が15421名
(6月11日現在)、行方不明者、7937名、そして途方もない数の住居、
財産が一瞬にして失われました。被災地では、まだ避難所(体育館)で、
88361人余りの人がプライバシーがない中で不自由な生活を強いられて
おります。3ヶ月が過ぎても世界中から集まっている日赤の義援金25憶円
は、直接被災者の手元にはまだ15%の3億7500万円しか届いていません。
被災地は、瓦礫、ヘドロで覆われ、必死の自衛隊、ボランテアの尽力をもって
しても遅々として進まず、政府の意思決定の遅さと実行力の無さはあきれる
ばかりです。被害額は30兆円にも及ぶようです。早くすべての縦割り行政を
取り払い被災三件を経済特区にして、被災3件に10兆円づつお金だけを配って
岩手県、宮城県、福島県の県知事に全権を与えて託してまかして彼らの裁量で
やらせた方が復旧が早いと思います。
 
 仙台は、仙台駅、仙台空港、仙台港、幹線道路 と何とか主要アクセスが
復旧しました。必死の復旧作業で、主要幹線道路の瓦礫処理は、日に日に進
められて大分きれいになりました。地震による傷跡は勿論深いですが、大津波
による海岸線の被害は甚大で、あまりの惨状に涙が止まりません。私が仕事で
廻っている範囲では、特に陸前高田、南三陸、女川には、何一つ残っておりま
せん。海岸線から川沿いの山際まで、平地は壊滅状態です。寸断された道が多く、
橋が落ち迂回、迂回の連続で、被災地まで時間を要します。大船渡で観測された
38.9mという大津波は、あらゆるものを飲み込んで破壊し尽くしました。
一体どれだけの人びとが、津波の中で苦しみながら死んでいったを思いやると
胸がしめつけられます。気仙沼では、いまだに油と魚の混ざったような異臭を
伴って、真っ黒に焼け焦げた大型漁船が折り重なったままで放置されてます。
地震で80cm以上も地盤沈下した石巻は、多くの所で冠水状態で通行がまま
なりません。被災地では、何とか最小限の生活機能を取り戻そうとして、懸命
の努力がなされています。石巻市街の至る所に、「負けないぞ、石巻」と書か
れたポスターが貼られております。塩釜、松島は想像していたより幸い被害が
軽傷でした。陸前高田は、私が今まで見た中でも最も悲惨で、90%壊滅状態
で、ズタズタの地獄絵でした。美しい自然を背景にした瓦礫の山を観て、涙が
あふれました。陸前高田の建物でNTTのビルだけが、しっかり原形を留めて損傷
もなく残っていたのが印象的でした。余り報道されてまですが、宮城県の南部
の温暖な地、「宮城県の湘南」と言われたのどかな山元、坂元が、言葉を失う
被災地となりました。防風林の大木のすべてが根こそぎ引っこ抜かれ、津波で
流され、飛散し、家屋に突き刺さり、壊滅的な状況です。津波で坂元駅が無く
なりました。JR常磐線は、ズタズタで枕木がはずれ、レールはグニャグニャに
ひん曲がっていまだに復旧しておりません。 
 
 連日の政治家の実のない議論を聞いて、「お前ら現場をすべて見てしゃべ
ってんのか。」と怒りが込み上げてきます。「頭悪い奴がいくら議論しても
らちがあかない。会議はもういいから、とにかく早く現場に行って、困って
いる被災者、一人一人に金を渡せ。」初動の遅さには、あきれはてるばかり
です。現場のニーズは現場に聞け。今現場で困っている事、
@住む所がない。A仕事がない。所得がない。B原発の恐怖、早く収束して
ほしい。C風評被害、食品が売れない。
この4点に絞って、明確な答えを出せばいい。早く実施すればいい。この他
の議論はあとでいい。遅過ぎる事が許されない。今はスピードが最も大事で
あります。国に比べて我が宮城県村井知事は、連日陣頭指揮で現場を飛び廻
っており、頭が下がります。
 
 私の友人で石巻稲門会の会長の松本賢さんの石 巻の会社に被災お見舞い
に行ってきました。松本賢社長は作業服姿で、60cmも工場内に積った
お泥をかき出しているところでした。工場の機会はすべて塩水をかぶり、
使用不能ということでした。社員100名ほどの企業ですが、彼は震災後
直ぐに社員を集め、一人100万円ずつすぐに配ったそうです。政府の対応
の遅さに比べていかに違うか。女川の及川幸一先輩も何もかも流されましが
元気で良かったです。「失ったものはとてつもなく大きいが、我々にはまだ
復興の仕事があるので、何もかも失った漁業の皆さんよりはずっといい。」
と言っておりました。お二人が今一番の望む事は、「石巻、女川の子供達
に夢と希望を与えたい。」と言っておりました。何としても子供達のために、
石巻花火大会は必ずやる。」と力強くお二人ともおっしゃっておりました。
被災地には生身の被災者が生きているということを政治家達は自分の事と
して考えてほしい。一日遅れれば、被災地では一人又一人と亡くなっていく
現実、現場を直視してほしい。早く金を配れ。その他の事はあとでいい。
現場でやる。

 カナダの女性が、ピースボードのボランティアで石巻で真黒になって1週
間瓦礫、ヘドロをかき出しをして帰国したのを私は、テレビで見ました。
一方膨大な税金を使って国会では管降ろしの大茶番劇。「国会議員、おまえら
被災地に行ってヘドロかきでもして来い。」 何よりの心を和らげてくれた
のは、当社鈴屋金物鰍フ業務部配送課の森君が、石巻蛇田の仮設住宅の現場
から、ダンボールの中に捨てられていたかわいい子猫を3匹かわいそうで拾
ってきました。この子猫ちゃん達が本当にかわいいんです。今会社で飼って
います。子猫ちゃんに心をなごまされながら、連日復旧復興の仕事を頑張っ
ております。

!!!、すべてを流された陸前高田。!!!

                           
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!!!、痛々しい焼け焦げた気仙沼の船の残骸。!!!


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!!!、南三陸、志津川はいまだ手付かず。!!!


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!!!、女川の美しい景観は今はどこに。!!!


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!!!、石巻の松本さん女川の及川さん元気で良かった。!!!



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!!!、東松島、野蒜、お寺が流されている。!!!


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!!!、七ヶ浜、坂を下ると海岸は風景が一変。!!!


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!!!、閖上、船が片ずかず見るも無残。!!!


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!!!、坂元、駅が流された。!!!


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!!!、石巻地区、急ピッチで建築中の仮設住宅。!!!  
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平成23年6月11日(土)鈴木誠一拝